第七回(最終回)「甘酒作り・ラベル貼り・懇親会」

d0171387_20592453.jpg

2010年6月13日から始りました
「第6回・米作りから酒造りを楽しむ会」も最終回!!



締めくくりの3月6日には晴雲酒造さんで、
前回作った酒瓶のラベルを貼っていただき、
米こうじで作る甘酒作り、おいしいお酒とご飯で懇親会が行われました。



* * *


今回みなさんに作っていただいたラベルは、
米作りをご指導くださった金子先生から“米作大賞”、
酒蔵見学・甘酒造りをご案内くださった中山専務から“酒造大賞”が
それぞれ選ばれます。

d0171387_20594068.jpg
↑楽しみつつ真剣に賞の作品を選ぶお二人


d0171387_20595515.jpg
↑“米作大賞”は霜里農場のお米。
“酒造大賞”には晴雲酒造の生酒6本がプレゼントされます!
うらやましいっ!!



みなさん、ユニークだったり力作だったり楽しんで作ってくださって、
見ているこちらまで顔がにんまりとほころんでしまいました♪


d0171387_2101479.jpg
↑左上 : 一番左は米作大賞に選ばれた方の作品。かっこいいです。
↑右上 : 管理人的には哀愁ただようウサギの後ろ姿がヒットです(笑)
↑下 : お子さんがうれしそうに酒ビンをかかえる姿…(^^;)



ラベルを貼ってお持ち帰りいただいたのは晴雲酒造さんの
「おがわの自然酒」という生酒です。
“味わいがあり、キレがある”のが特徴だそう。
私もこのお酒の大ファンです♪

中山さんのお話では、この冬仕込んだお酒に使ったお米は、
去年の猛暑のためにとても厳しい状況だったそうです。
そんな条件下の中でも、普通米よりも有機米の方が状態が良かったそうです。
農薬を使わずに育った稲の方が、厳しい環境下では生命力を
発揮するのでしょうか?自然って不思議ですね。

さて、この美味しいお酒は後で懇親会でたんのうするとして(笑)


* * *


さて次は、「甘酒作り」に挑戦していただきます☆
今回は「米麹(こうじ)」を使ったアルコール発酵をしない甘酒です。
私も知らなかったのですが、甘酒には「酒粕」を原料にしたアルコールのあるものと(簡略製法)、今回みなさんにやっていただいた米麹を原料にしたもの(本格的製法)があるのだそうです。

米麹を使う…と言われると難しそうな感じがしますが、
行程としてはとても簡単でビックリです!


d0171387_2122345.jpg
(1)仕込み水を鍋に入れて60℃に湧かす


d0171387_2123999.jpg
(2)魔法瓶の容器に米麹を3分の1くらい入れる


d0171387_213399.jpg
(3)お湯を入れる



この後、6〜7時間保温させておくと、
発酵してデンプンが糖化しますので、
味見をして甘味がほどよくなったらできあがり!です。

ほどよい味のところで保存したい場合には、
一度沸騰させると麹菌が死ぬので発酵が止まります。

…とまあ、行程として書き出してしまうと非常に簡単なのですが、
そこには“菌の発酵”というとても不思議な現象が働いているので、
ほんの少しの条件の違いでも、違う味の甘酒ができあがるわけなのです。

例えば、麹菌がもっとも活発に活動して発酵が進むのは30〜50℃。
(70℃以上だと酵素が壊れてしまうそうです)
みなさんが持参した容器の保温力によってや、
保温期間の容器の置いてある場所によっても微妙に温度は違うだろうし、
もしかしたら、「おいしくな〜れ おいしくな〜れ」と
話し掛けたら美味しくなるかも?しれません(^ o ^)

こういうところからも、自然や命の不思議な働きを感じますね。

中山さんが最後のご挨拶の時に言っていた
「モノゴトは単純じゃないコト」
は命に関わる全てのことに共通して言えることかもしれません。

日本の食文化の代表である「味噌・醤油」もちろん「日本酒」も
“発酵”という昔ながらの先人の知恵の結集です。
その奥深さや面白さを感じていただけたのではないかなと思います。


さてその後、みなさんお持ち帰りいただき発酵して出来上った
甘酒の出来はいかがだったでしょうか??
ぜひ、コメントにご報告くださいね☆


* * *


d0171387_213391.jpg


最後の締めに、金子先生からもお話いただきました。

お米を作る人がいて、お酒を造る人がいる小川町。
お互いに支えあって美味しいものがあるんですね。
有り難いですね(^ ^)

去年、小川町の下里地区(金子先生の霜里農場のある地区)が、
農林水産省が設けた「農林水産祭天皇杯」という賞で、
「村づくり部門」を受賞しました。

その時に受賞したトロフィーにまつわる話や、
授賞式で金子先生が天皇とお話したときのことを話していただき、
ちょっと面白いエピソードに笑いを誘ったりしました(笑)

金子先生が長い時間をかけて活動してきた有機農業が、
徐々に周囲に認められて、沢山の人が力を合わせた結果の受賞です。
ほんとうにおめでとうございます☆


* * *


この度は、ご参加いただきまして心より感謝いたします。
楽しい時間をありがとうございました(^-^)

今回の「米作りから酒造りを楽しむ会」が、
参加してくださった方一人一人の心の中に、
なにか小さなタネを捲くことができていたらうれしいなと思います。

小川町では、「霜里農場」や「晴雲酒造」もありますし、
伝統和紙の体験も「紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜」で開催しています。
町内や近くの田畑ではスタッフの奮闘する「つまみ農場」や「竹島農場」もあります。

これから暖かくなれば、田植えがはじまりますし、
田んぼや畑でまたお会いでしましょう〜!!


★霜里農場

★晴雲酒造

★紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜

★つまみ農場通信



d0171387_2135312.jpg
↑晴雲の酒粕を使ったお魚。
地元の有機野菜を使ったお惣菜に、春の香りを運んできた桜の塩づけを彩りに。


その後、参加希望者の方々とスタッフとで懇親会がありました。
おいしい日本酒と、有機農のお野菜を使ったおいしいご飯♪
ついつい飲み過ぎたのは誰でしょう?(笑)



Thank you very much !
See you again ★



--- end ---
[PR]
# by komesake | 2011-03-11 21:13 | 〈酒造り編〉 | Comments(4)

第六回「酒蔵見学・和紙の水切りとラベル作り」

d0171387_15164859.jpg
少しずつ春の足音が聞こえてきますね♪

私ごとですが春生まれのわたし(blog管理人)なので、
真冬から春にかけてのこの季節が一番大好きです(^ - ^)

さて、少し間が空いてしまいましたが、
2月13日(日)に第6回目の「酒蔵見学・和紙のラベル作り」が
開催され、今回もたくさんの方にご参加いただきました。


* * *


酒蔵見学と、ラベル作りの会場を提供してくださったのが、
小川町の地酒造り酒屋『晴雲(せいうん)酒造』さんです。
地元の有機無農薬米を使い、小川和紙で作ったラベルで日本酒を作っています。


d0171387_1517415.jpg
↑造り酒屋さんのシンボル・レンガの煙突


d0171387_15181513.jpg
↑入り口はお店になっています。
季節ごとにさまざまなお酒がならびます。
左 : お店の中には、仕込み水として使っている“玉の井戸”があり、
お水をペットボトルなどに入れて持ち帰ることもできます。



今回は、「酒蔵見学」班と「和紙の水切りとラベル作り」班に分かれて、
まずは酒蔵見学チームの様子から。
酒造りの行程はいくつかあって、その行程ごとに別の建物に作業場が分かれています。

こちらがまず、お米を精米する場所です。
ふだん私たちが食べる白米も、玄米から精米したものですが、
お酒造りではさらにお米を削り、お米の中心にある「心白」というでんぷん部分を残します。でんぷん以外の部分が残っているとお酒になったときの雑味になるので、お米を精米して心白だけを残そうとするほど雑味がなくなります。そのお米をどれだけ削ったかの割合を「精米歩合」といいます。
削られて酒造りに使わない部分が「ヌカ」です。


d0171387_15183960.jpg
↑精米する機械たち。
右下 : 酒米の代表「山田錦」。
左が玄米で、右が精米歩合30%の心白の玉。



精米された後に洗われたお米が運ばれて、今度は蒸されます。
蒸すのは朝の7〜8時。
そういえば小川町に移住した管理人のマンション3Fから、冬場、朝窓を空けると、酒蔵のあるところから白いケムリがモクモクと上がっていました。

d0171387_15185920.jpg
↑蒸し釜。天井部には湯気が出るために穴が空いています。
右下 : 蒸されたお米はこの布袋に入れて次の行程へ運ばれます。



次に運ばれるのが「麹室(こうじむろ)」と呼ばれる部屋です。
蒸した酒米に「こうじ菌」をまぜて、高温多湿で管理します。
美味しい酒造りの正念場の作業です。
ここで菌を繁殖させたものが「麹(こうじ)」となります。

d0171387_15191944.jpg
↑断熱のため、厚い扉と壁です。
上 : 案内と解説をしてくれた専務の中山さん。(ボケてごめんなさい...)
下 : 中はこんな感じ。今はお米はすべて仕込みにまわっているのでこの冬の作業は終了。


この後、麹によって糖化された蒸し米に酵母菌が加えられて「酒母(しゅぼ)」が作られ、
いよいよタンクに仕込みがはじまります!

仕込みタンクは、昔は木製の桶を使っていましたが、
現在ではホーローが主流で一番酒造りに適しているそうです。
この部屋に入ったとたんに、何ともお酒のフレッシュな良い香り〜♪

d0171387_15193884.jpg
↑1個のタンクは2t。
徐々に発酵が進み、「醪(もろみ)」ができます。
下 : タンクの中をのぞくとブクブクとした醪が見えます。
お酒に弱い人は香りだけでクラッとしちゃうので、落ちないように注意!



こうして作られた醪をしぼり機でしぼります。
この作業を「しぼり」または「上槽(じょうそう)」といいます。
こした液体が「新酒」!

d0171387_1520617.jpg
↑しぼり機。カーテンのようなところで、空気圧によって醪をしぼります。



それをさらに、60〜65℃であたためる(「火入れ」)ことで、
殺菌効果、日持ち効果、また酵素を壊すことで味の変化を防ぎ、
再びタンクに移してから、夏の間しばらく寝かされ、
瓶詰めされたものが出荷されます。


私が覚えられる程度なので、ざっくりとした酒造り行程をお送りしましたが、
詳しく話せば日がくれてしまうほど、様々な行程がほどこされて、
「日本酒」はできあがります。

また、火入れの回数などで「生酒」だったり、
数年寝かせる「古酒」などもあり、
冷やで美味しいものや熱かん・ぬるかんの方が美味しいお酒、
などなど…ほんと〜に奥深いのですね.....(@ o @;)

参加者さんにもお酒がお好きな方がたくさんいらっしゃるようで、
見学の間、様々な質問が中山さんに投げかけられました。

ますます、このイベントで作ったお米で仕込んだお酒が楽しみですね〜♪


* * *


d0171387_15202843.jpg
↑大正時代に作られたという味のある建物!
つり下がったりコロンとしてるスーモみたいのは“杉玉”といって、
日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、
新酒が出来たことを知らせる役割を果たすそうです。


さて一方、お店の二階の方では酒ビンに貼るマイラベルの作成が行われています。
12月にご自分ですいた和紙で、ご自分のデザインのラベル☆
みなさん、ほんと〜〜〜うに真剣に制作!

d0171387_15204968.jpg
↑個性的なラベルがたくさん☆
左中 : ご指導スタッフ・イラストレーターであり墨絵作家の五十嵐さん
右下 : この酒ビンにラベルを貼ります。


力作ぞろいで、次回ビンに貼るのが楽しみですね〜♪

いよいよ全7回の「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」も次回で最終回です…!
うっすら寂しいですが、次回は甘酒作りとラベル貼り、
それと懇親会もありますので、ぜひぜひ、スタッフや他の参者さんとも、
たくさんおしゃべりしてみてくださいね☆

では、またお会いできるのを楽しみにしております(^ ^)



--- end ---
[PR]
# by komesake | 2011-02-13 15:15 | 〈酒造り編〉 | Comments(2)

「楮かしき」行ってきました

d0171387_1736951.jpg
↑こんなにみんなで剥きました!
カッコいい前掛けを貸していただいて作業しました。



遅ればせながら、あけましておめでとうございます☆


前回の日記でお知らせした「紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜」での
『楮の皮むきボランティア』 に、午前中だけでしたが
ブログ管理人・ナカノが参加してきましたー


* * *


d0171387_1737180.jpg
↑すごい湯気


和紙の原料になる楮(こうぞ)の木の枝を、このような寸胴の蒸し器に入れて、
蒸して柔らかくしてから皮をむく作業を「楮(かず)かしき」というそうです。


d0171387_17363689.jpg


この剥いた皮の白い部分だけが材料になります。
蒸されて温かくなって柔らかくなった皮は、
シュル〜ンと剥けてとっても気持ちいいーんですよ♪

参加者の方とおしゃべりしたり、
工房の久保さんに和紙のレクチャーをあれこれ伺ったりしながら、
2時間ムキムキ…

疲れたけど面白かった〜

地道な作業で作られる和紙をわずかながら体感。
「もっと紙を大事に使わなくちゃ…」と思いました。


--- end ---
[PR]
# by komesake | 2011-01-29 17:43 | 〈酒造り編〉 | Comments(0)

和紙の乾燥レポート〈12月9日〉とボランティアのご案内

d0171387_12342781.jpg

年末ですね。みなさまいかがお過ごしですか?
「師走」といいますが、
なんの師でもありませんが私も駆け回っております(^^;)

もう2週間も経ってしまいましたが(汗)、
「和紙すき体験」後に久保さんから
乾燥中の和紙の写真を送っていただきました!



* * *


d0171387_12344546.jpg
↑皆さんの和紙をこのように、板にくっつけて干していただいてます。
干した後に木目がうつって味のある和紙になりそうですね♪



それと、楮の畑で孝正さんが解説をしてくださった時にちらっとお話に出たと思いますが、「楮の皮むきボランティア」の募集をご案内いただきました。


----------------------------------------------------

●「楮の皮むきボランティア」募集中●

2010年1月29日(土)・30日(日)
時間 : 10:00より
場所 : 紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜〈売店〉
参加費 : 無料

☆和紙の材料となる楮の原木から皮を剥ぐ作業のお手伝いです。
詳細は「 紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜」HPのコチラをご覧ください。

また、お問い合わせ・お申し込みも「 紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜」HP
記載のメール、お電話へご連絡くださいね。


----------------------------------------------------


当日は10時から午後15時までがっつりムキムキするようです。
お昼は「お煮しめ」というあたたかい汁物をいただけるようですよ。
(注 : 汁物以外のおにぎりなどは持参です)
ブログ管理人ナカノもせっかく小川町にいるので
ぜひ参加してみようと思います!


再度仕切り直しになりましたが…(^^;)

本年は沢山の方にご参加いただき心よりありがとうございました。
また来年、お会いできるのを楽しみにしています!
どうぞ良いお年をお迎えください☆





--- end ---
[PR]
# by komesake | 2010-12-24 12:35 | 〈酒造り編〉 | Comments(2)

第五回「和紙の紙すき体験」

d0171387_0275017.jpg

12月5日(日)、この日もすばらしいお天気にめぐまれました!
日頃の行いの良い参加者の皆さんに感謝です(^ o ^)♪

「第6回 米作りから酒造りを楽しむ会」も
いよいよ『酒造り編』に突入です。

お酒のビンに張る和紙のラベルをご自分たちで
漉いていただく体験をしていただきました。



* * *


d0171387_0305031.jpg

今回は、小川和紙の伝統を引き継ぐ『久保昌太郎和紙工房』に集合です。
小川和紙の歴史は古く、1300年前から伝えられているそうです。
久保昌太郎和紙工房さんは、大正2年創業・90余年の工房。
5代目の久保孝正さんに体験の流れや注意点などをうかがい、
半分つづ、和紙工房へ向かうチームと、
お店の2階で消しゴムはんことしおり作りをするチームとに別れて体験します。


d0171387_0311274.jpg
↑のどかな田園風景を眺めながら歩いて5分くらいで工房へ


d0171387_0313871.jpg
↑途中、宮崎駿のアニメに出てきそうなくずれかけた古民家があったり…



工房の右手にあるのが職人さんの仕事場で、
こちらでお父さまの晴夫さんに実演と和紙すきの説明をしていただきました。

d0171387_0321295.jpg
↑左上 : 漉き舟(すきふね)と呼ばれる水槽に水を張り、
(こうぞ)とトロロアオイの加工した材料を入れ、
漉き桁(すきけた※小川町では「タガ」)と呼ばれる木枠に、
漉き簀(すきす)というすだれを張った道具で紙をすいてゆきます。

↑右上 : 漉き桁は上部にあるしなる竹とヒモで結ばれていて、
漉き桁の重さが軽減されるようになっています。

↑左下 : すだれに和紙の繊維を残すことで和紙は作られます。
すだれからきれいにペリッと和紙がはがれるのは気持ちいいです♪

↑右下 : 漉いた紙は水分を多く含むので圧さく脱水機でしぼってから干します。




職人さんの1日はだいたい朝8時から夕方18時で、一カ所の漉き舟では1日一人で努めて交代はしないそうです。そうすることで、漉き舟の中の材料の濃度や温度変化などを把握して調整するのです。和紙は厚さが重要で、それは水と材料の濃度や、すだれに残った重さで分かるそうです。

う〜ん 職人技です…

和紙の原料となるのは楮(こうぞ)という植物の皮の部分ですが、この楮が水と混ざりやすくしてとろみをつけるのがトロロアオイという植物の根っこから出る粘液です。
このトロロアオイというのが、熱さと雑菌に弱いため、和紙作りは冬の仕事向きで、昔は、農家の人が農閑期である冬にする仕事だったのだそう。


d0171387_040969.jpg


さて、和紙すきで作られた和紙は、工房左手にある乾燥室で乾かします。
乾燥室には鉄板がならんでいて、そこにペタッと和紙を貼り、空気が入らないように内側から外側へばしてゆきます。

d0171387_0421679.jpg


ここで、和紙の「表」と「裏」が決まります。
鉄板に張った面の方がツルツルしていて、外面の方がザラザラが残っています。
職人さん側としては、鉄板側のツルッとした方を「表」、ザラッとした外面を「裏面」と言っていたそうですが、最近はザラッとした方を好んで使う書家さんもいてそちら側を「表面」という方もいるので、どちらが表面かというのは「お好みで」ということだそうです(^^:)

また、和紙はすいた時にできた繊維の方向で「目」の方向が決まります。
目に水平な方向だとピリピリやぶれますが、目に垂直な方向からではやぶれないという特性があります。

ふむふむ… 勉強になりますね☆



* * *


d0171387_0475148.jpg


和紙の概要が分かった所で、お待ちかねの和紙すき体験です♪
乾燥室の隣で、体験用の小さめの漉き桁と漉き簀ですきます。

漉き舟の中に漉き桁をくぐらせて、漉き簀に繊維を残すために前後にゆすります。
このゆすった方向が、「目」の方向になります。
みなさんお一人お一人、真剣に漉いてくださいました♪
気分は和紙職人☆

出来上がりは次回の年越しした2月のお楽しみです(^ o ^)



* * *



後半は和紙の原料の説明を孝正さんにしていただきました。

d0171387_050911.jpg
↑左 : これがトロロアオイ。
中 : オクラの仲間だそうで、見ての通りトロ〜ンと粘液が糸をひきます。
右 : 楮の繊維と混ざった和紙の材料が右のようなトロトロしたもの。


d0171387_0504166.jpg
↑左 : 原料の楮(こうぞ)の木。皮の部分を使う。
↑右 : 皮は黒色・みどり色・白の3層になっており、
黒と緑の部分をナイフでそぎ落とした白い部分が原料となります。


d0171387_0512481.jpg
↑楮をアルカリ性の薬品を使って煮るとこのようなヒモ状になる。
今回は無農薬ということなので、木の炭を使って煮たそうです。(by久保孝正さん)



楮の木はとても生命力の強い植物なので、下の株に近い部分で枝を切り取って和紙の材料に使っても、1年でまた背丈くらいにのびるそうです。ただ、現在工房で使用している楮は四国や那須で生産しているものを使ってて、夏場にする芽かきという作業や、皮の黒色と緑色の部分をそぎ落とす作業はとても大変な作業で、その作業をしてくれる職人さんが年々高齢化し、今後手に入れるのが難しくなるかもしれないそう。
そこで、ここ小川町で楮の木をまかなえないかと模索し中で、工房の裏で楮の畑を作ってみたり、よ〜く探してみると様々な場所で楮が野生化したものが生えているそうです。

工房で育てている楮の芽かき作業など、
夏場のボランティアも募集しているそうなので、
ご興味のある方はぜひ参加してみてくださいね。


d0171387_0515117.jpg
↑楮畑では“モズのはやにえ”という珍しいモノも見せていただきました!
(モズのはやにえ = 鳥のモズが獲物をなぜか枝にさしていくこと)



* * *



お店の二階では、次回のラベル作りに備えて小さなクラフト教室が開催。
画家でありイラストレーターの五十嵐さんご指導で、
“消しゴムはんこ作り”と“和紙のしおり”作りです。

d0171387_052185.jpg
↑お子さんもみなさんも、とっても真剣!!
消しゴムはんこが上手すぎてビックリです…




d0171387_0524464.jpg
↑イベントが終わった後には、工房の前で毎週開かれてる
有機野菜の直売場でお買い物していただいたりしました。
あっという間に大量に売れてぼーぜん…




内容盛りだくさんの今回でしたが、
みなさまいかがだったでしょうか?

全7回のイベントも残りあと2回となって、
だんだんと寂しい気分にもなってきてしまいました…

次回はいよいよ晴雲酒造さんでの酒蔵見学と、酒瓶のラベル作りです!
年をまたいで2月13日の開催となります。
ぜひ、お気に入りのデザインを考えてきてくださいね♪

これからぐっと冷え込む季節になり、
酒蔵さんでは酒造りの季節で大忙しになるそうです。

みなさんも暖かくしてお元気に年越ししてくださいね。
次回もきっとお天気は晴天でしょう。
来年も元気にお会いできますよう、楽しみにしております。



ちょっと早いですが…


 本年は沢山の方にご参加いただき心よりありがとうございました。
 どうぞ良いお年をお迎えください(^ o ^)☆





--- end ---
[PR]
# by komesake | 2010-12-08 00:32 | 〈酒造り編〉 | Comments(4)