![]() 私ごとですが春生まれのわたし(blog管理人)なので、 真冬から春にかけてのこの季節が一番大好きです(^ - ^) さて、少し間が空いてしまいましたが、 2月13日(日)に第6回目の「酒蔵見学・和紙のラベル作り」が 開催され、今回もたくさんの方にご参加いただきました。 酒蔵見学と、ラベル作りの会場を提供してくださったのが、 小川町の地酒造り酒屋『晴雲(せいうん)酒造』さんです。 地元の有機無農薬米を使い、小川和紙で作ったラベルで日本酒を作っています。 ![]() ![]() 季節ごとにさまざまなお酒がならびます。 左 : お店の中には、仕込み水として使っている“玉の井戸”があり、 お水をペットボトルなどに入れて持ち帰ることもできます。 今回は、「酒蔵見学」班と「和紙の水切りとラベル作り」班に分かれて、 まずは酒蔵見学チームの様子から。 酒造りの行程はいくつかあって、その行程ごとに別の建物に作業場が分かれています。 こちらがまず、お米を精米する場所です。 ふだん私たちが食べる白米も、玄米から精米したものですが、 お酒造りではさらにお米を削り、お米の中心にある「心白」というでんぷん部分を残します。でんぷん以外の部分が残っているとお酒になったときの雑味になるので、お米を精米して心白だけを残そうとするほど雑味がなくなります。そのお米をどれだけ削ったかの割合を「精米歩合」といいます。 削られて酒造りに使わない部分が「ヌカ」です。 ![]() 右下 : 酒米の代表「山田錦」。 左が玄米で、右が精米歩合30%の心白の玉。 精米された後に洗われたお米が運ばれて、今度は蒸されます。 蒸すのは朝の7〜8時。 そういえば小川町に移住した管理人のマンション3Fから、冬場、朝窓を空けると、酒蔵のあるところから白いケムリがモクモクと上がっていました。 ![]() 右下 : 蒸されたお米はこの布袋に入れて次の行程へ運ばれます。 次に運ばれるのが「麹室(こうじむろ)」と呼ばれる部屋です。 蒸した酒米に「こうじ菌」をまぜて、高温多湿で管理します。 美味しい酒造りの正念場の作業です。 ここで菌を繁殖させたものが「麹(こうじ)」となります。 ![]() 上 : 案内と解説をしてくれた専務の中山さん。(ボケてごめんなさい...) 下 : 中はこんな感じ。今はお米はすべて仕込みにまわっているのでこの冬の作業は終了。 この後、麹によって糖化された蒸し米に酵母菌が加えられて「酒母(しゅぼ)」が作られ、 いよいよタンクに仕込みがはじまります! 仕込みタンクは、昔は木製の桶を使っていましたが、 現在ではホーローが主流で一番酒造りに適しているそうです。 この部屋に入ったとたんに、何ともお酒のフレッシュな良い香り〜♪ ![]() 徐々に発酵が進み、「醪(もろみ)」ができます。 下 : タンクの中をのぞくとブクブクとした醪が見えます。 お酒に弱い人は香りだけでクラッとしちゃうので、落ちないように注意! こうして作られた醪をしぼり機でしぼります。 この作業を「しぼり」または「上槽(じょうそう)」といいます。 こした液体が「新酒」! ![]() それをさらに、60〜65℃であたためる(「火入れ」)ことで、 殺菌効果、日持ち効果、また酵素を壊すことで味の変化を防ぎ、 再びタンクに移してから、夏の間しばらく寝かされ、 瓶詰めされたものが出荷されます。 私が覚えられる程度なので、ざっくりとした酒造り行程をお送りしましたが、 詳しく話せば日がくれてしまうほど、様々な行程がほどこされて、 「日本酒」はできあがります。 また、火入れの回数などで「生酒」だったり、 数年寝かせる「古酒」などもあり、 冷やで美味しいものや熱かん・ぬるかんの方が美味しいお酒、 などなど…ほんと〜に奥深いのですね.....(@ o @;) 参加者さんにもお酒がお好きな方がたくさんいらっしゃるようで、 見学の間、様々な質問が中山さんに投げかけられました。 ますます、このイベントで作ったお米で仕込んだお酒が楽しみですね〜♪ ![]() つり下がったりコロンとしてるスーモみたいのは“杉玉”といって、 日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、 新酒が出来たことを知らせる役割を果たすそうです。 さて一方、お店の二階の方では酒ビンに貼るマイラベルの作成が行われています。 12月にご自分ですいた和紙で、ご自分のデザインのラベル☆ みなさん、ほんと〜〜〜うに真剣に制作! ![]() 左中 : ご指導スタッフ・イラストレーターであり墨絵作家の五十嵐さん。 右下 : この酒ビンにラベルを貼ります。 力作ぞろいで、次回ビンに貼るのが楽しみですね〜♪ いよいよ全7回の「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」も次回で最終回です…! うっすら寂しいですが、次回は甘酒作りとラベル貼り、 それと懇親会もありますので、ぜひぜひ、スタッフや他の参者さんとも、 たくさんおしゃべりしてみてくださいね☆ では、またお会いできるのを楽しみにしております(^ ^) --- end ---
by komesake
| 2011-02-13 15:15
| 〈酒造り編〉
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Comments(2)
![]()
管理人さん。毎回楽しい写真ありがとうございます。
そうですね、早いもので、次回が最終回!!。スタッフの皆さん。本当に楽しい時間を有難うございました。スタッフの皆さんにとっては長い一年だったかもしれませんね。 懇親会は残念ながら参加できませんが、お酒楽しみです。
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>ekワゴンさん こちらこそ、いつもコメントありがとうございます☆このブログを支えてくださったのはekワゴンさん、あなたです(笑)!
本当にあっという間ですね〜 私も初めての参加でいきなりスタッフだったので、よく分からないままで色々と他のスタッフさんたちにも参加者さんたちにもお世話になりました(^^) 懇親会、いらっしゃらなくて残念です! お酒おいしいですよ〜きっと♪
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埼玉県比企郡の小川町で、
田植え・稲刈り・収穫祭、 和紙すき・酒瓶ラベル作り& 酒蔵見学などを、 みんなでワイワイ楽しむ会です。 ぜひ、お気軽に コメントくださいね(^ o ^) by 米酒スタッフ ★Twitter★ ●無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会 公式ツイッター ★Facebook★ ●無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会フェイスブックページ● ★ご協力Link★ ●霜里農場 ●晴雲酒造 ●久保製紙 ●つまみ農場通信 ●Tomo's field com. ※記事に関係のないコメントは 削除いたします。 カテゴリ
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